実務経験とは、
・建設工事の施工に関する技術上のすべての経験をいい、
指導監督的実務経験とは、
・建設工事の設計または施工の全般について、工事現場主任者または工事現場監督者のよ
うな立場で工事の技術面を総合的に指導監督した経験をいいます。
実務経験とは
建設工事の施工に関する技術上のすべての経験をいい、単に建設工事での雑務のみの経
験年数は含まれませんが、
・建設工事の発注を行う場合の設計技術者としての設計経験
・現場監督技術者としての監督経験
・土工及び見習いとしての経験
も実務経験として含めることができる。
一方で
・建設工事の雑務・事務
・営業に関する経験
・保守管理業務
・草刈り
・除雪等の業務委託の経験
・建設工事を含まない機械の設計・政策・システム開発
・船舶の建造または改造に係る経験
は実務経験としては認められない。
経験内容が適切であっても実務経験として認められないもの
・電気工事および消防施設工事はそれぞれ電気工事士免状、消防設備士免状等の交付を受
けた者でなければ従事することができない業務があります。そのため、免状がない期間
の経験は、実務経験として認められません。
・リサイクル法施工後の解体工事に係る経験は、とび・土工工事業許可または建設リサイ
クル法に基づく解体工事業登録を行っている業者での経験でなければ実務経験として認
められません。
指導監督的実務経験とは
・建設工事の設計または施工の全般について、工事現場主任者または工事現場監督者のよ
うな立場で工事の技術面を総合的に指導監督した経験を指します。
・指導監督的実務経験として認められる工事は、発注者から直接請け負った建設工事であ
って、請負金額が4,500万円(税込)以上の工事に限られます。つまり、同じく指導監
督的な地位で建設工事の施工に関与した者であっても、発注者の現場監督や、元請人か
ら請け負った建設工事での経験は指導監督的実務経験として認められません。
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