岐阜県での帰化申請に必要な書類まとめ【最新版】|申請前に必ずチェック

はじめに

岐阜県で帰化申請を検討している方へ。

帰化申請は「何の書類が必要なのか分からない」「情報が古くて不安」という声が非常に多い手続きです。
この記事では、岐阜県(岐阜地方法務局)で帰化申請を行う際に必要となる書類を、最新の実務傾向に沿ってわかりやすくまとめました。

なお、帰化申請に必要な書類は個人の状況によって大きく異なります
必ず申請前に、岐阜地方法務局での**事前相談(予約制)**を行うことが重要です。


1.帰化申請で必ず必要になる基本書類

■① 帰化許可申請書

法務省指定の様式を使用します。
職歴・住所歴・家族関係・収入状況など、非常に細かい内容を記載するため、行政書士へ依頼される方も多い書類です。

■② 履歴書(帰化用)

一般的な就職用履歴書ではなく、帰化申請専用の詳細な履歴書を使用します。

■③ 申述書(動機書)

「なぜ日本国籍を取得したいのか」を本人の言葉で記載する重要書類です。
内容次第で審査官の印象が大きく変わるため、最も時間をかけて作成すべき書類の一つです。

■④ 家族関係を証明する書類

本人・両親の
・出生
・婚姻
・死亡
などが確認できる公的書類を提出します。
※国によって書式・名称は異なります。

■⑤ 住民票(マイナンバー記載なし)

申請者本人のほか、同居家族全員分が必要となるケースもあります。

■⑥ 国籍証明書

本国の大使館・領事館で取得する書類です。
取得に時間がかかる国も多いため、早めの準備が必要です。

■⑦ 課税証明書・納税証明書

以下の2種類を提出します。
・市民税・県民税の課税証明書
・税金の滞納がないことを示す納税証明書

■⑧ 在留カードの写し

表面・裏面の両方をコピーします。

■⑨ 住民税の納付状況が分かる資料

給与明細などを提出します。
※会社員・個人事業主で内容が異なります。


2.就労状況に応じて必要となる書類

■会社員の場合

・在職証明書
・源泉徴収票
・雇用契約書の写し
・勤務先の会社概要(会社パンフレット等)

■個人事業主の場合

・確定申告書一式
・事業概要書
・収入・支出の帳簿
・開業届の写し

■会社経営者の場合

・法人税申告書
・決算書
・会社の登記簿謄本
・事業内容説明書


3.家族構成によって追加される書類

■配偶者が日本人の場合

・戸籍謄本
・婚姻を証明する書類
・夫婦の写真
・同居状況を確認できる資料

■子どもがいる場合

・子ども全員の戸籍または出生証明書
・在留カードの写し


4.生活状況を証明する書類

・家計収支表
・預金通帳のコピー
・家賃支払いの領収書
・光熱費の支払い状況が分かる資料

これらは、法務局が特に重視するポイントであり、
生活の安定性を判断する重要資料です。


5.岐阜県で帰化申請をする際の注意点

●必要書類の正式一覧は「事前相談」で個別に決まる

岐阜地方法務局では、初回の事前相談時に、
申請者ごとの状況に応じた必要書類一覧を作成してもらえます。

そのため、インターネット情報だけを頼りに準備すると、
・不要な書類を集めてしまう
・本当に必要な書類が不足している
といったケースが非常に多くなります。

●大使館関係の書類は取得に時間がかかる

特に
・中国
・フィリピン
・ベトナム
の方は、数週間~数か月かかることも珍しくありません。
早めの行動が重要です。


6.帰化申請の許可率を高めるポイント

・動機書を本人の言葉で丁寧に作成する
・収入証明・納税証明を正確にそろえる
・家族関係資料を分かりやすく整理する
・法務局の事前相談で不明点を必ず確認する

特に、動機書と生活状況の説明が不十分な場合、追加資料が多く求められる傾向があります。


7.まとめ

帰化申請は提出書類が非常に多く、
一つの書類の不備で数週間手続きが止まることもあります。

岐阜県での帰化申請では、
事前相談によって必要書類が個別に決まるため、
まずは早めに法務局の予約を取ることが、スムーズな申請への第一歩です。

帰化申請書類の書き方、また、帰化申請関連書類の収集場所を知りたい方は下記をご参照ください。

帰化申請必要書類と書き方について

岐阜での帰化申請|どこに行けば必要な書類が揃うの?

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