「年金を払っていない期間があるけど、帰化できますか?」
これは、帰化相談で非常によくいただく質問です。
帰化申請では、
日本で安定した生活を送っているか
という点が重視され、その判断材料の一つとして
年金の加入・納付状況が確認されます。
今回は、
岐阜で帰化申請を検討されている方向けに、年金制度と帰化との関係を分かりやすく解説します。
1.帰化申請と年金はどのように見られるのか?
帰化申請では、
- 年金に加入すべき立場なのに未加入ではないか
- 保険料を長期間滞納していないか
- 免除や猶予を正しく利用しているか
といった点が確認されます。
必ずしも「未納が1円でもあれば不許可」になるわけではありません。
しかし、説明できない未納や放置された滞納は、
生活の安定性に疑問を持たれる可能性があります。
そのため、年金制度を正しく理解し、
状況に応じた対応を取ることが重要です。
2.日本の年金制度の全体像(帰化に関係するポイント)
日本の公的年金制度は、2階建て構造になっています。
● 1階:国民年金
- 日本に住所がある 20歳以上60歳未満のすべての人 が加入対象
● 2階:厚生年金
- 会社員や公務員が加入
- 国民年金と厚生年金の両方に加入している形になります
つまり、
会社員の方は「国民年金+厚生年金」に加入している状態となり、
老後は2つの年金を受け取る仕組みです。
3.国民年金の被保険者区分と帰化申請の注意点
国民年金の加入者は、次の3つに分かれます。
第1号被保険者
- 自営業、学生、無職など
- 20歳以上60歳未満
→ 自分で国民年金を納付
第2号被保険者
- 会社員・公務員
→ 厚生年金に加入(給与から天引き)
第3号被保険者
- 第2号被保険者に扶養されている配偶者
- 20歳以上60歳未満
→ 保険料の自己負担なし
帰化申請では、
ご自身の立場に合った年金加入がされているかが見られます。
4.年金保険料の金額と納付期限(2025年度)
国民年金(第1号被保険者)
- 月額 17,150円
厚生年金(第2号被保険者)
- 標準報酬月額・標準賞与額 × 18.3%
(会社と本人が半分ずつ負担)
納付期限
- 原則として 翌月末日
※ 未納分は、原則 過去2年分まで しか遡って納付できません。
5.年金を払えない場合の「免除・猶予制度」
経済的な理由などで年金を支払えない場合でも、
正しい制度を使っていれば、帰化申請で大きなマイナスになるとは限りません。
主な制度(第1号被保険者)
- 法定免除
障害基礎年金受給者、生活保護受給者など - 申請免除
所得に応じて
全額免除/3/4免除/半額免除/1/4免除 - 産前産後免除
出産前後4か月間の保険料免除 - 学生納付特例制度
- 納付猶予制度(50歳未満)
重要なのは、
👉 「未納」ではなく「制度を利用している」状態にすることです。
6.免除・猶予期間は将来の年金や帰化にどう影響する?
- 法定免除・申請免除期間
→ 老齢基礎年金に反映されます - 産前産後免除期間
→ 納付済期間として扱われます - 学生納付特例・納付猶予期間
→ 追納しないと年金額に反映されません
免除や猶予を受けた期間は、
10年以内であれば追納が可能です。
帰化申請を考えている場合、
追納した方がよいケースも多くあります。
7.年金に不安がある方は、申請前の確認が重要です
- 未納期間がある
- 免除や猶予を使っていた
- 転職や扶養の変更があった
このような場合、
帰化申請前に年金状況を整理することがとても重要です。
状況によっては、
事前に対応することでリスクを下げられるケースもあります。
8.岐阜で帰化申請をご検討の方へ
帰化申請では、
年金・税金・収入など、生活全体を見られます。
「年金が心配だから帰化できないかも…」
と一人で悩まず、
事前に専門家へ相談することで解決できることも多いです。
当事務所では、
年金や収入状況も含めて、
帰化申請をサポートしています。
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