■ 就労できる在留資格とは?

外国人が日本で働くためには、
入管法に定められた在留資格(ビザ)が必要です。

日本へ入国する際、入国審査官が
・在留資格
・在留期間
を決めます。


■ 審査でチェックされるポイント

就労ビザを取るときは、次の点が見られます。

▼ 申請者本人

  • 学歴
  • 職歴
  • 仕事内容
    → これらがつながっているかが重要!

▼ 受け入れ企業

  • 事業が安定しているか
  • 継続して仕事を提供できるか
  • 採用の必要性

▼ その他

  • 仕事をする能力があるか
  • 法律で定められた在留資格に当てはまるか
  • 給料が適切か(低すぎないか)
  • 上陸拒否事由に当てはまらないか

■ 高度専門職1号とは?

高度な専門知識・スキルを持つ外国人向けの就労ビザです。
「ポイント制度」で70点以上ある人が対象になります。


■ どんな人が対象?

高度専門職1号は、大きく3種類に分かれます。

区分内容
1号イ研究・教育(大学研究者など)
1号ロ技術・人文知識・国際業務(エンジニア・通訳など)
1号ハ経営・管理(経営者・管理者)

■ 審査の条件

区分必要条件
1号イ70点以上
1号ロ70点以上 + 年収300万円以上
1号ハ70点以上 + 年収300万円以上

★70点以上あれば申請できます


■ よくある対象の職種

  • 大学教授・研究者
  • エンジニア(ITなど)
  • 通訳・翻訳
  • 営業・企画
  • 経営者・管理者 など

■ 受け入れ企業のカテゴリ

書類の内容が少し変わるため、受け入れ先は次の4つに分類されます。

  1. 上場企業など
  2. 源泉徴収税額が1,000万円以上 等
  3. 法定調書合計表を提出している企業
  4. 上記以外

1 に近いほど審査しやすい傾向


■ 海外から呼ぶ場合に必要な書類(例)

※1号ロ(技術・人文知識・国際業務)の場合

▼ 日本側で準備

  • 返信用封筒
  • 会社がカテゴリー1である証明(上場証明など)
  • ポイント計算表
  • 必要書類(雇用契約書など)
  • ポイントを証明する資料

▼ 本人が準備

  • 顔写真

✅ 70点を証明できる資料だけでOK
(全部を出す必要はありません)


■ まとめ

高度専門職1号は
高度な専門スキルがあり、ポイント70点以上で取れる就労ビザです。

✅ ポイント

  • 研究者・エンジニア・管理者などが対象
  • 70点以上が必要
  • 書類は会社の種類で変わる

「取れるかどうか知りたい」
「どんな書類が必要か不安」
という方は、専門家に相談するのがおすすめです。

行政書士田中将人事務所ホームページ