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岐阜県で帰化申請を行う際には、多くの書類を正確に準備する必要があります。
本記事では、帰化申請に必要な8つの書類と、実際の書式に沿った書き方の注意点をわかりやすく解説します。

「自分で申請したい」「書き方が難しい」という方は、ぜひチェックしてください。


■ 帰化申請に必要な書類一覧(岐阜エリア)

岐阜県内で帰化申請を行う場合、主に以下の8種類の書類を準備します。

  1. 帰化許可申請書
  2. 親族の概要
  3. 履歴書その1
  4. 履歴書その2
  5. 生計の概要その1
  6. 生計の概要その2
  7. 事業の概要
  8. 動機書(直筆)

以下、それぞれの書き方のポイントを詳しく解説します。


■ 1.帰化許可申請書

申請者ごとに必ず1枚作成します。家族で同時申請する場合でも、15歳未満の子どもも含め全員分が必要です。

【記入のポイント】

  • 同じものを 2部提出
  • 黒ボールペンで手書き(消せるボールペンは不可)
  • 間違えた場合は 修正テープNG・取り消し線+訂正
  • 丁寧で読みやすい文字を心がける

■ 2.親族の概要

申請者以外の親族の情報を記載します。

【「親族」に含まれる範囲】

  • 同居している親族(申請していない家族)
  • 配偶者(元配偶者を含む)
  • 親・養親
  • 子・養子
  • 兄弟姉妹
  • 配偶者の両親
  • 内縁の配偶者・婚約者
  • ※死亡した親族も記載が必要

【注意点】

  • 日本在住の親族/外国在住の親族は用紙を分けて作成する

■ 3.履歴書その1

申請者一人ひとりが作成します(15歳未満は原則不要)。

【重要ポイント】

  • 出生から現在までの
    居住歴・学歴・職歴・身分関係を空白なく記載
  • 母国での住所・転居歴も正確に記載
  • 審査中に15歳になる場合 → 追加提出が必要

■ 4.履歴書その2

次の情報を記載します。

  • 出入国歴
  • 技能・資格
  • 母国での使用言語
  • 賞罰の有無

出入国回数が多い方は、旅券の出入国スタンプや在留記録を確認しながら正確に記入しましょう。


■ 5.生計の概要その1

同一生計の家族全員の、1か月あたりの収入・支出を示す書類です。

【記入方法のポイント】

  • 帰化申請受付日の前月の給与明細の金額をそのまま転記
  • 書類作成は最後に行うとスムーズ
  • 審査で重視されるのは「生活が安定しているか」

■ 6.生計の概要その2

現在保有している資産を記載します。

【ポイント】

  • 資産の多さ=許可されやすい、ではない
  • 65歳未満:収入の安定が重要
  • 65歳以上:資産額も一定の評価対象

■ 7.事業の概要

次の人は提出が必要です:

  • 法人の取締役・監査役などの役員
  • 会社経営者
  • 個人事業主
  • 同居家族に上記がいる場合

【使用する資料】

  • 個人事業主:前年の確定申告書
  • 法人役員:登記事項証明書+直近の決算書

■ 8.動機書(直筆)

申請者本人が直筆で作成する作文形式の書類。

【記載内容】

  • 帰化したいと思ったきっかけ
  • 帰化を希望する理由
  • 帰化後にやりたいこと(今後の生活)

【免除されるケース】

  • 特別永住者
  • 15歳未満の申請者
  • 高齢で文字を書くことが困難な場合

※審査中に15歳の誕生日を迎えた場合は追加提出が求められます。


■ 記入例・実際の書式は下記の当事務所サイトで公開中

岐阜市の帰化申請ステーション

今回紹介した1〜8の書類について、実際の書式を使った詳しい書き方
ホームページの「よくある質問」⇒「帰化申請必要書類と書き方」に掲載しています。

ご自身で申請したい方は、ぜひ参考にしてください。

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