永住と帰化、どちらが向いている？ケース別Q&A
Q1：家族もいるし、安定した在留資格にしたい場合は永住と帰化どちらが良い？
A1：
帰化は日本国籍を取得する手続きで、外国籍を失うことになります。原則、家族全員での申請が必要です。条件はおおむね以下の通りです：
- 日本に引き続き5年以上住んでいる
- 18歳以上で法的能力がある
- 素行が良好である
- 経済的に自立している
- 日本語を日常的に使える
一方、永住は外国籍を保持したまま長期在留できる資格です。更新不要で就労制限もありません。一般的な条件は：
- 在日10年以上（留学経験ありの場合は、就労可能な資格で5年以上）
- 素行善良
- 経済的に独立している
- 国益に合致している
※ご自身の状況では永住はまだ条件を満たしていませんが、帰化であれば申請可能です。
Q2：日本のパスポートが欲しい場合、帰化で取得できる？
A2：
はい、帰化後に日本のパスポートを取得できます。ただし、年間100日以上海外滞在している場合、帰化許可が難しくなることがありますので注意が必要です。
Q3：婚姻していないが同棲中の場合、帰化は可能？
A3：
不倫関係や未婚での同居は「素行善良」に関わる可能性があります。申請時には、家庭状況や関係が家庭崩壊を避けていることを説明する必要があります。審査官の自宅訪問や面談で同居人の情報提供を求められる場合もあるため、相手の協力が必要です。
Q4：留学期間を含めて来日5年、就職2年の場合、帰化申請はできる？
A4：
来日5年以上であれば、留学期間も含めて申請可能です。ただし、就労経験は3年以上ある方が望ましいとされています。1年後に申請する方が審査上有利です。
Q5：中国籍で、日本人配偶者の子供がいる場合、本人だけ帰化申請は可能？
A5：
家族全員でなくても申請できます。しかし、なぜ家族全員が帰化しないのか理由を問われる可能性があり、場合によっては審査が不利になることも考えられます。
帰化や永住に関する判断は、家族構成や在留状況によって大きく変わります。不安や疑問があれば、専門家に相談することをおすすめします。
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