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日本で勉強するために必要な在留資格が「留学ビザ(在留資格:留学)」です。
ここでは、留学ビザを申請する際に求められる基準について、分かりやすく説明します。
申請前にぜひ確認しておきましょう。
【1】全ての外国人に共通する基本基準
まず、どの教育機関に入学する場合でも、次の基準を満たしていることが必要です。
教育機関への入学が確定していること
申請人(留学生)は、以下のいずれかに該当する必要があります。
- ア:大学や専門学校に入学して教育を受けること
- イ:大学の夜間課程に入学して教育を受けること
- ウ:高校に入学して教育を受けること
生活費を支弁できる資金があること
日本滞在中の生活費・学費を十分に支払う能力があることも重要です。
たとえば、本人または家族の預金、奨学金、仕送りなどが該当します。
【2】教育機関ごとに異なる適用基準
次に、通う学校の種類によって、追加で必要となる条件があります。
聴講時間が週10時間以上あること
大学や専門学校に通う場合は、正式に入学許可を受けており、週10時間以上授業を受けることが求められます。
【3】高校で教育を受ける場合の条件
年齢と日本語能力の要件
高校に入学して勉強する場合は、以下の条件を満たす必要があります。
- 申請人が 20歳以下 であること
- 教育機関で 1年以上の日本語教育を受けていること
【4】専門学校で教育を受ける場合の条件
日本語能力と学校体制の要件
専門学校で学ぶ場合は、次の条件が設けられています。
- ア:次のいずれかを満たすこと
・日本語教育機関で6か月以上の教育を受けた
・日本語能力試験(JLPT)に合格している
・日本の学校教育法第1条の学校で1年以上学んでいる - イ:学校に「外国人学生生活指導担当の常勤職員」が配置されていること
法務大臣が告示する教育機関であること
専門学校は、法務大臣が告示で定めた日本語教育機関である必要があります。
これは信頼性と適正な教育環境を確保するための基準です。
【5】大学進学のための準備教育機関で学ぶ場合
大学進学準備校も告示校であること
大学入学前の準備教育(日本語学校など)を受ける場合も、
その教育機関が法務大臣告示校である必要があります。
【まとめ】留学ビザ申請前に確認すべきポイント
留学ビザの取得には、
✅ 入学許可を受けていること
✅ 生活費など経済的な支弁能力があること
✅ 通う学校が認定(告示)を受けていること
が大切です。
条件を満たしていない場合は、入国管理局で不許可になることもあります。
申請前に学校側や専門家に確認しておくと安心です。
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