日本で長く生活してきた外国人の方にとって、「永住者」の在留資格は大きな目標のひとつです。
しかし、永住許可申請では提出書類が多く、正確な準備が必要です。
ここでは、就労関係や家族滞在の在留資格をお持ちの方が永住申請をする場合に必要な書類を、わかりやすくまとめました。


■ 永住許可申請の基本書類一覧

以下は、法務省が定める標準的な提出書類です。
申請時の状況(家族構成・在留資格・収入等)によって、追加資料を求められる場合もあります。


① 顔写真

・サイズ:縦4cm × 横3cm
・無背景、3か月以内に撮影されたものを使用します。


② 身分関係を証明する資料

・家族関係を証明するため、**戸籍謄本の写し(日本人配偶者がいる場合)**や、婚姻証明書・出生証明書などが該当します。


③ 申請人を含む家族全員(世帯)の住民票

・マイナンバーが記載されていないものを提出します。


④ 職業を証明する資料

申請人本人、または申請人を扶養している方の職業を示す資料です。

  • 在職証明書
  • 勤務先の会社案内や事業内容説明資料
  • 個人事業主の場合は開業届や確定申告書の控え など

⑤ 所得・納税状況を証明する資料(直近3年分)

安定した収入があるかどうかを判断するために、次の資料を提出します。

  • 課税証明書
  • 納税証明書(市区町村発行)
  • 源泉徴収票や確定申告書の写し

⑥ 公的年金・公的医療保険の納付状況を証明する資料

社会保険・国民年金・国民健康保険などの保険料の支払い状況を確認するための資料です。
未納や滞納があると、審査で不利になる場合があります。


⑦ パスポート

・有効期限内のものを提出します。
・出入国スタンプのページも確認されます。


⑧ 在留カード

・現在お持ちの在留カードを原本で提示し、コピーを提出します。


⑨ 身元保証に関する資料

・身元保証書(定型様式)
・保証人の身分証明書(住民票・在職証明書・課税証明書など)


⑩ 了解書

・法務省が定める定型フォームに記載します。
・申請に関する確認事項への同意を示す書類です。


■ 定型フォームで記載が必要な書類

● 永住許可申請書

申請者の基本情報、在留経歴、家族構成などを記入する最も重要な書類です。
法務省ホームページまたは出入国在留管理局窓口で入手できます。


■ 永住許可申請書類のポイント

  • 書類は最新の内容で統一する(住所や勤務先など)
  • 未納税や年金未加入は厳しく審査される
  • 家族構成に変更があった場合は住民票・証明書類を必ず更新

■ まとめ:準備を整えてスムーズに申請を

永住許可申請では、書類の不備や記載ミスが原因で審査が長引くことがあります。
提出前に一度すべての資料をチェックし、必要であれば行政書士など専門家に確認してもらうのがおすすめです。

行政書士田中将人事務所ホームページ

永住者と同時に帰化申請について検討されている方は多いと思います。下記は帰化申請の専門サイトになります、ご参考なれば幸いです。                                            ↓                                                  岐阜市の帰化申請ステーション