家族滞在ビザとは？
「家族滞在ビザ」とは、日本で就労可能な在留資格（例：技術・人文知識・国際業務など）や文化活動ビザ・留学ビザを持つ外国人の**家族（配偶者・子ども）**が、日本で一緒に生活するために取得する在留資格です。
つまり、扶養を受けて日本で生活するためのビザです。
家族滞在ビザの取得方法
家族を海外から呼び寄せる場合には、「在留資格認定証明書交付申請」を日本で行います。
すでに日本に家族が滞在しており、期間を延長する場合は「在留期間更新許可申請」を行います。
目次
① 海外から家族を呼び寄せる場合
（在留資格認定証明書交付申請）
【日本で準備する書類】
- 返信用封筒
- 申請人と扶養者の身分関係を証する書類（いずれか）
- 戸籍謄本
- 婚姻届受理証明書
- 結婚証明書
- 出生証明書 - 扶養者（日本に在留している家族）の在留カードまたはパスポート
- 扶養者の職業および収入を証する書類
- 在職証明書または営業許可書の写し
- 住民税の課税証明書および納税証明書
【海外で準備する書類】
- 申請人（呼び寄せる家族）の顔写真
【提出書類】
- 在留資格認定証明書交付申請書（定型フォーム）
② 日本に滞在中の家族が更新する場合
（在留期間更新許可申請）
【必要書類】
- パスポート
- 在留カード
- 申請人の顔写真
- 申請人と扶養者の身分関係を証する書類（いずれか）
- 戸籍謄本
- 婚姻届受理証明書
- 結婚証明書
- 出生証明書 - 扶養者の在留カード
- 扶養者の職業および収入を証する書類
- 在職証明書または営業許可書の写し
- 住民税の課税証明書および納税証明書
【提出書類】
- 在留期間更新許可申請書（定型フォーム）
申請のポイントと注意点
- 扶養者の安定した収入があることが大切です。生活費を十分に賄えることを証明できない場合、許可が下りにくくなります。
- 身分関係を示す証明書は、必ず日本語訳を添付する必要があります。
- 提出先は、扶養者の居住地を管轄する出入国在留管理局です。
まとめ
家族滞在ビザは、日本で働く・学ぶ外国人が家族と安心して暮らすための大切な制度です。
ただし、収入や書類の不備で不許可になるケースも少なくありません。
申請前に一度、専門家に相談することでスムーズに進めることができます。
行政書士としての実務経験からも、正確な書類準備と関係証明が成功のカギです。
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家族滞在の手続きが完了した後、「日本で長く暮らしたい」「いずれ帰化も考えている」という方も多くいらっしゃいます。
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